新しいOutlook(new)の問題とOutlook(classic)との違いについて

本記事は2025年4月1日に作成したものです。

新しい「Outlook(new)」は、以前は「メール」という名称のアプリでWindows 11やWindows 10に無料で付属していた簡易的なメールソフトですが、2024年以降に名称変更で「Outlook(new)」になりました。
一方の「Outlook(classic)」は、従来から有償の「Microsoft Office(ワードエクセルなど)製品」に含まれている高機能のメールソフトです。

新しい
「Outlook(new)」
以前は「メール」という名称のアプリでWindows 11やWindows 10に無料で付属していた簡易的なメールソフトですが、2024年以降に名称変更で「Outlook(new)」になりました。
従来からの「Outlook(classic)」従来から有償の「Microsoft Office(ワードエクセルなど)製品」に含まれている高機能のメールソフトです。

またこの2つは同じようにみえてまったく異なる出で立ちと機能を持つメールソフトで、現時点では new は classic の後継版というわけではありませんが、Microsoftが名称をOutlookに統一(classicnewに)してしまったため、ややこしくなってしまい、どちらのメールソフトを使っているのかわからないお客様も多くなっています。

さらに問題なのが、2025年の年初くらいから、新しいOutlook(new) に切り替えたところ

  • 自動的にOutlook (new)へ切り替わってしまい、トラブルが発生している
  • ログインができなくなった(何度もパスワードを求められる)
  • 送信(または受信)ができなくなった

といった事例が報告されております。

ここでは新しいOutlook(new)の対応策についてご案内させていただきます。

新しいOutlook(new)の現状につきまして

Outlook(new)の機能比較一覧には、POP、IMAPとも使用可能となっておりますが、

現時点ではOutlook(new)は、
「POP接続」では正常動作しないことが確認されています。また「IMAP接続」ではサーバーと接続できることを確認しておりますが、サーバーにはメールが受信されているにもかかわらず、Outlook(new)でメールを受信できない現象が出ており、現時点ではご利用を推奨いたしません。 Outlook(classic)のご利用をおすすめいたします。
今後Microsoft側での大きな仕様変更が発生する可能性があるほか、現時点においても一部機能が利用できない可能性のある仕様となっています。

これは弊社のみならず他のレンタルサーバー各社でも同様の事象となっておりまして、今後のMicrosoft 側の対応を注視している状態です。

新しいOutlook(new)の動作の試し方(IMAPにて)

上記前提をふまえ、新しいOutlook(new)をご利用される場合は以下のIMAP設定をご確認ください。「表示数を増やす」をONにし、「おすすめの設定を使用する」をOFFにしてください。

1.IMAPの設定画面にて「表示数を増やす」をONにし、「おすすめの設定を使用する」をOFFにしてください。

2.メールソフトの設定画面に、以下のIMAPの値のご入力をお試しください。

IMAPパスワードメールアドレスのパスワード
IMAP受信サーバー初期ドメイン(●●●●.toml.jp)
ポート993
セキュア接続タイプSSL/TLS(推奨)
SMTPユーザー名設定したいメールアドレス
SMTPパスワードメールアドレスのパスワード
SMTP送信サーバー初期ドメイン(●●●●.toml.jp)
ポート465
セキュア接続タイプSSL/TLS(推奨)

3.この設定でもログインができず何度もパスワードを求められる、送受信ができない、場合は Outlook(classic)や他のメールソフトでの使用をお願いいたします。

Outlook(classic)への戻し方

「Outlook(new)」(新しい「Outlook for Windows」)を試したけれども「Outlook(classic)」(クラシック「Outlook for Windows」)に戻したい場合は、右上の[新しいOutlook]トグルをクリックして“オフ”にすると「Outlook(classic)」(クラシック「Outlook for Windows」)に戻すことができます。